筋トレ初心者の人は、まず自宅で軽い負荷のトレーニングから始めるのが良いですが、筋トレの道具がある方が負荷もかけやすくなります。
体重のみで行うトレーニングは、初心者だと狙った部位に負荷をかけにくいなどのデメリットもあるので、筋トレを補助してくれる道具は揃えたほうが効率よく鍛えられるでしょう。
しかし、トレーニングに必要な道具といっても何を揃えればいいのかわからない人が多く、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか。
今回は、筋トレ道具を揃えるメリットとおすすめの筋トレ道具をご紹介していきます。
筋トレ道具を揃えるメリットは?
筋肉量を増やして見た目を変化させたり、代謝が良くなって痩せやすくなったりとさまざまな恩恵がある筋トレ。
初心者の人がいきなりジムに通って高負荷のトレーニングをしてしまうと継続できない原因になってしまうので、最初は自宅で行う自重トレーニングをメインにやってみましょう。
しかし自重トレーニングは身体全体に負荷がかかるので、特定の部位だけに効かせるというのが難しくなります。
そこで筋トレの道具を揃えることで、より細かな部位に負荷をかけることができる他、それ以外にも以下のようなメリットが得られます。
身体にかかる負荷を軽減する
筋トレは身体全体に負荷がかかるものが多いので、膝や腰に負荷が集中してしまうと怪我をしたり、痛めてしまう原因になります。
腕や腰、背中などの特定の部位のみに負荷をかけたい場合は、筋トレ道具を用いると効率よく鍛えることができ、身体全体にかかる負荷を軽減することが可能です。
トレーニングは全体を鍛えることでより効果を発揮しますが、ある程度筋トレを行っている人で「この部位だけをもっと鍛えたい!」という場所があるのなら、筋トレ道具を使ってみるといいでしょう。
モチベーションが上がる
自重トレーニングは初心者におすすめのトレーニングですが、自宅でできることがメリットでもありながら、代わり映えしないのでデメリットにもなってしまいます。
同じ場所で同じトレーニングを続けていると飽きが生じてしまうので、筋トレ道具を取り入れることによって変化が生まれ、モチベーションアップにも繋がります。
筋トレのパフォーマンスが向上する
腕や背中などは自重トレーニングで鍛えることが可能ですが、筋トレ道具を取り入れるとよりピンポイントで鍛えることができます。
自重トレーニングだと他の部位にも負荷がかかるため、すでに他の部位に筋肉がついている場合、バランスが取れなくなってしまうこともあり見た目に影響してきてしまいます。
筋トレの道具を使って特定の部位のみを鍛えると、鍛えたい部分のみの筋肉量を増やすことができるので、より理想的な身体つくりができるようになるでしょう。
初心者が揃えるべき筋トレ道具
筋トレの道具といってもかなり多くの種類が販売されていますが、初心者が揃えるべき道具は以下の通りです。
より鍛えたいところを鍛えられる道具を購入して、効率よく筋トレを行っていきましょう。
ダンベル
ダンベルは主に腕・肩周り・背中を鍛えられます。
また、重さをプラスすることができるので、負荷の大きい自重トレーニングをすることができるでしょう。
重さも500gなどのとても軽いものから、男性用でかなり重さがあるものまでさまざまです。
最初から重さが決まっている固定式ダンベルと、プレートなどで重さが調整できる可変式ダンベル、水の量で重さが調整できるウォーターダンベルなどがあります。
女性は男性に比べるとトレーニングで使えるダンベルの重さに振り幅はありませんので、固定式ダンベルかウォーターダンベルがおすすめでしょう。
男性は筋肉量が増えてトレーニング内容もよりハードなものになると、当初の重さのダンベルでは負荷が足りなくなってしまうこともあります。
筋トレが習慣になっていて、より負荷の高いトレーニングをしたいという男性であれば、重量を調整できる可変式ダンベルを購入するようにしてくださいね。
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トレーニングマット
トレーニングマットを使う目的として多いのが、
- マンションなどの騒音防止
- 転倒防止
- 正確な位置の把握
- 接地面の圧力軽減
などがあります。
筋トレは自宅でできることがメリットですが、足を床につけたときや着地のときの音が下の階に響いてしまって、騒音問題になってしまうことが度々起こります。
マンションなどに住んでいる人は、音を軽減するためにもトレーニングマットの上で筋トレをするように意識してください。
その他にも滑らないようにするための対策、身体を動かすときの位置の確認などの意味もあります。
筋トレは床に手や背中をついて行うものも多く、硬い床だと痛くなってしまいますよね。
そのようなときにトレーニングマットを敷いて行うことで、痛みを感じることなく続けることができます。
筋トレを始めるのであれば、最初の段階で揃えておきたいアイテムです。
アブローラー
アブローラーは腹筋ローラーとも言われていて、腕や肩周り・背中・胸・腹筋を鍛えることができます。
ローラーの両サイドを持って床につけたまま前後に転がす動作が主ですが、この動作はある程度腹筋に筋力がないと続けることがとても難しいです。
初心者がいきなりやるとかなりきついトレーニングになりますが、その分腹筋に絶大な効果があるので、ぜひ取り入れたいですね。
バランスボール
バランスボールは女性に人気の筋トレ道具で、主に体幹を鍛えられます。
最近ではヨガなどでバランスボールを用いることも多くあるため、身体の柔軟性の向上にも役立ちます。
不安定なボールの上に座ることで体幹の他にもインナーマッスルも鍛えられますので、日常生活の中で取り入れやすい筋トレ道具です。
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プッシュアップバー
プッシュアップバーはその名の通り、プッシュアップをするときに使う筋トレ道具です。
床に手をついて行うよりもさらに可動域が広がるので、腕や胸・背中・腹筋を効率よく鍛えられます。
特に大胸筋の内側は、床に手をついてプッシュアップを行うだけではあまり鍛えられないことが多いので、プッシュアップバーを用いて大きな負荷をかけるようにしていきましょう。
ハンドグリップ
ハンドグリップは握力と前腕・胸筋を鍛えることができます。
「筋トレに握力は必要無いのでは?」と思われがちですが、負荷の高いトレーニングであるチンニング(懸垂)やデッドリフトなどでは、筋力よりも握力に限界がきて回数をこなせなくなることが非常に多いです。
握力を鍛えることで他のトレーニングのパフォーマンスを向上させることができるので、鍛えておいて損はありません。
また、前腕と胸筋も鍛えられるので、男性で格好いい身体を目指している人はぜひハンドグリップを取り入れてみてください。
まとめ
今回は筋トレ初心者が揃えるべきおすすめ筋トレ道具とメリットについてご紹介しました。
体重のみで行う自重トレーニングだと筋トレがマンネリ化してしまいますし、筋肉が負荷に慣れてしまえばそれ以上の筋肥大も期待できません。
トレーニングを効率よく行うためにも、自分が鍛えたい部位を鍛えられる筋トレ道具を揃えておきましょう。