筋トレを行う前に当たり前のようにストレッチを行っている方は多くいらっしゃると思います。しかしそのストレッチですが、正しい方法でやらなければ筋トレの効果も大幅に落ちてしまうということはご存知でしたでしょうか?
そこで今回は筋トレ前後のストレッチに関して、効果のある最適のやり方について紹介していきます。
怪我の防止はもちろんのこと、最大のパフォーマンスを発揮して重い重量を持ち上げるためには筋トレ前後のストレッチは必要不可欠です。
正しい筋トレ前後のストレッチを知ることで、日々のトレーニング効果を最大のものにしましょう!
筋トレ前後のストレッチはやり方を間違えるとパフォーマンスを落とす!?
身体を動かす前には事前にストレッチをすることで、身体をほぐし怪我を防ぐ。日本人なら学校の体育や部活動の時間で自然に知っている当たり前の情報です。
もっとも筋トレ前後のストレッチは正しいやり方でなければ、筋肉を減らす結果にもつながりかねないということが判明しています。やってはいけないストレッチというのが筋トレ前の「静的ストレッチ」です。
筋トレ前には「静的ストレッチ」は厳禁!
筋トレ前には「静的ストレッチ」をしてはいけません。この静的ストレッチというのは、例えばヨガのように座ってゆっくりと自分の身体を伸ばしたりする動きのことを指します。
この静的ストレッチを筋トレ前に行ってしまうと、最大で3割近くの筋力低下を引き起こすという研究結果も出ているので、筋トレを日常的に行う人は注意してください!
もっとも筋トレ前にストレッチをしてはいけないというわけではなく「動的ストレッチ」を行うのがオススメです。
筋トレ前には「動的ストレッチ」で筋肉を温めよう!
筋トレを行う前のウォームアップとしては「動的ストレッチ」を行いましょう。
この動的ストレッチを行うことで筋肉を温めて怪我の予防を図ることもできますし、身体の可動域を広げることも可能なので神経系の発達にも有効といわれています。
動的ストレッチとは、例えば少しだけ有酸素運動をすることや比較的軽い重さでトレーニングをすることで行うことができるので、重い重量を持つ前に軽くやってみるなど日々のトレーニングに取り入れてみましょう。
逆に静的ストレッチは運動後に行うと痛んで縮んでしまった筋肉を元に戻す効果があるので、静的ストレッチをしたい方はトレーニングが終わってからすることをオススメします。
筋トレ前後におけるストレッチのメリット・デメリット
筋トレ前後のストレッチは正しいやり方で行えば、効果があると紹介してきました。ここからはその効果が一体どういうものなのか具体的に紹介いたします。
筋トレ前後のストレッチ メリット
筋トレ前後にストレッチを行った際のメリットとしては、まず挙げられるのが怪我の予防です。
動的ストレッチを行うと筋肉が温まり血流が良くなるので、筋肉の強張りがなくなり柔らかくなります。そうすることで肉離れや神経系の怪我も防止することができるでしょう。
また身体全体がほぐれるので、関節の可動域が広がります。可動域が広がると重さに耐えきれなかった時や力が抜けてしまった時など、予期しないアクシデントに対応することができるでしょう。
そして筋肉が温まり身体中の血流もストレッチ前とは違い良くなっているので、トレーニングによってたまる疲労物質も速やかに流すことができます。なので翌日の疲労感や筋肉痛の期間の軽減なども図ることができ気持ちよく日常を過ごすことが可能です。
まとめると筋トレ前後のストレッチによるメリットは以下になります。
・怪我の防止
・可動域拡大による予期せぬ事態への柔軟な対応が可能
・疲労感や筋肉痛の予防
筋トレ前後のストレッチ デメリット
筋トレ前後のストレッチでまず挙げられるデメリットは筋力の低下です。最大で3割近い筋力の低下が起きるといわれており筋トレを行う人にとっては避けたいものではないでしょうか。
また静的ストレッチと動的ストレッチの順番を間違えるとトレーニングのパフォーマンスにも影響がでます。
なぜなら静的ストレッチは、行うことで副交感神経が刺激されるので身体がおやすみモードに切り替わったと勘違いしてしまう恐れもあるのでトレーニング前に行うと逆効果です。
なのでトレーニング前には絶対に動的ストレッチを行うことを心がけましょう!
筋トレ前後のストレッチのデメリットをまとめると以下になります。
・筋力の低下(最大3割)
・トレーニングパフォーマンスにも大きな影響が出る
【まとめ】筋トレ前後のストレッチは正しく行うことで効果がある!
今回は筋トレ前後のストレッチは効果があるのかどうかについて解説してきました。正しくストレッチを行うことで怪我の防止やパフォーマンス向上などのメリットを得ることもできますが、間違ったやり方だと大きなデメリットがあるので注意してください。
特に筋トレをしていて、翌日の筋肉痛餓鬼になるといった人は正しいストレッチのやり方を導入することで予防することもできるので筋トレ前後にストレッチを行うことはオススメといえるでしょう。
今回のポイントをまとめると以下になります。
・筋トレ前には動的ストレッチを行うこと
・¥筋トレ後は静的ストレッチが有効
・間違った順番だと筋力低下やパフォーマンスの低調につながってしまう
正しいストレッチを行うことで、日々の筋トレの効果を最大まで高めましょう!