今話題のスロートレーニングですが、その名の通りゆっくりと筋トレをすることを指します。
運動が苦手な人でも気軽にできるトレーニングで、自宅で簡単にすることができるのが人気の理由の1つです。
しかし、スロートレーニングといってもそのやり方は様々で、よくわからない人も多いかと思います。
今回はスロートレーニングのメリットを中心にご紹介し、おすすめのスロートレーニングについても見ていきたいと思います。
スロートレーニングとは?
筋トレはやればやるだけ身体に変化が見られて、ボディメイクをしている人にとって無くてはならないものかと思います。
減量をしている人でも筋トレをすることによって筋肉が鍛えられて代謝が上がり、痩せやすい身体をつくることができます。
しかしある程度筋肉がつくとダイエットの停滞期と同じように、筋トレをしてもあまり変化がわからなくなってしまう時期もあります。
筋肉が現在のメニューの負荷に慣れてしまったことが原因なので、もっと負荷を上げると効果がでてくるのですが、自宅でしている人やあまり時間が取れない人にとっては難しいですよね。
そこでおすすめなのがスロートレーニングになります。
スロートレーニングではスロトレとも言われていて、普段の筋トレをゆっくりと行うことで、低負荷でも大きな効果が期待できるのです。
女性の方や忙しい人でも取り入れられるということで人気が出てきており、普段のトレーニングに飽きてしまった人はスロートレーニングをしてみてはいかがでしょうか。
スロートレーニングをするメリット
スロートレーニングのメリットは以下の通りです。
筋トレに慣れていない人でも気軽にできる
筋トレをしたことが無いけど興味があるのでやってみたいという人は、いきなりハードな物から始めずにスロートレーニングをしてみることをおすすめします。
スロートレーニングは動作がゆっくりなので、筋トレをしたことがなくても動きについていきやすいのが特徴です。
まずはゆっくりの動作で筋トレの正しいフォームを理解して、慣れてきたら通常の筋トレをするというやり方もいいでしょう。
体力や筋力に自身がない人でもできる
運動の習慣が無く、普段あまり歩くことがない人は体力が落ちているので、少し動いただけでも息切れを起こしてしまうことがあります。
そういった人が運動や筋トレを始めても、継続できずに終わってしまうことが非常に多いです。
体力や筋力を最低限つけるという意味も込めて、初心者はスロートレーニングから始めてみるのをおすすめします。
怪我のリスクが少ない
負荷の大きい筋トレは腰や腕、背中などを痛めてしまうなど怪我をするリスクがあります。
筋トレ上級者は怪我をしないための対策などもしっかりできていますが、初心者が筋トレを始めると身体が負荷に慣れていないことが原因で怪我をしてしまうことも少なくありません。
しかしスロートレーニングは動作がゆっくりで身体を正しい位置にもってくることができるので、怪我のリスクが圧倒的に低くなります。
ゆっくり動くことで自律神経を整える
ゆっくりと動くことで呼吸を意識して行うことができ、自律神経の乱れを整えます。
自律神経が整うことにより身体のあらゆる不調が改善されるので、疲れやストレスが溜まっている人に特に行ってほしいトレーニングです。
おすすめのスロートレーニング3選
一見普段行っている筋トレに見えるかもしれませんが、ゆっくりと行うことで鍛えられる筋肉の部位も増えていきます。
ここでは、おすすめのスロートレーニングをご紹介していきましょう。
ワイドスクワット
- 足を肩幅よりもさらに大きく開きます
- 両手は身体の前に伸ばします
- 背筋を伸ばして視線は前に向けます
- 5秒かけて膝を90度になるまで曲げていきます
- そのままの位置で数秒キープします
- また5秒かけてゆっくりと元の位置に戻します
ヒップリフト
- 床に仰向けに寝転びます
- 両手は身体の横に伸ばします
- 膝は90度になるように曲げて少し広げます
- お尻の筋肉を使って5秒かけて腰を上げていきます
※お尻をキュッと引き締めるイメージでするとやりやすいです - 背中から膝までが一直線になるように意識して、そのまま数秒キープします
- 5秒かけてゆっくりと元の位置に戻します
レッグランジ
- 足を腰幅に開いて立ちます
- 両手は頭か胸の前で組んで、背筋が曲がらないようにします
- 片方の足を後ろに大きく下げて、3秒かけてゆっくりと腰を下ろしていきます
- 膝が床につくぎりぎりの位置で5秒キープします
- そのまま床を蹴り上げるようにしても元の位置に戻します
スロートレーニングをより効果的に行うポイント
呼吸を忘れずに行う
スロートレーニングは動作がゆっくりなので、無意識に呼吸を止めてしまうこともあります。
しかし呼吸を止めてしまうと苦しくなってしまいますし、脳や筋肉に十分な酸素が供給されないので、トレーニングの効果が半減してします。
通常の筋トレは浅い呼吸をすることが多いですが、スロートレーニングでは深く長い呼吸をするように意識して行いましょう。
早く戻さない
筋肉を使うときの動作はゆっくりとしていても、元に戻す時に反動を使ったり、早く戻してしまいがちな人が多いです。
最後までゆっくりとした動作で行うことでさらにスロートレーニングの効果を上げることができますので、一貫してゆっくりとした動作で行うようにしてください。
継続する習慣をつける
スロートレーニングは時間が無くても少ない回数で大きな効果を得ることができる筋トレですが、数日しただけでは効果は見込めません。
何事も継続することが大切ですので、毎日の習慣とすることが重要です。
特にスロートレーニングは通常の筋トレと違って負荷が少ない分、効果がわかるようになるまで時間がかかる傾向にあります。
筋トレは大きい負荷がかかるので間に休息日を設けることが推奨されますが、スロートレーニングは負荷が比較的軽いので毎日行うことをおすすめします。
まとめ
今回は今話題のスロートレーニングについてご紹介しました。
運動の習慣が無くて体力に自身がない人でも気軽に行えるトレーニングで、回数も少ないので時短にもなり続けやすいことが特徴です。
ゆっくりと時間をかけて毎日行うことでかなり高い効果が期待できますので、筋トレ初心者や今まで運動をしたことが無いけど何かを始めてみたいという人は、まずはスロートレーニングから始めることをおすすめします。
スロートレーニングから通常の筋トレができるように筋力と体力の土台作を行い、きれいな理想の身体へと導いていきましょう!